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  • 7月30日生まれ。306号室出身。305号室在住。
  • 性別:男性
  • 血液型:A型
  • 職業:ビジネスマン
  • 恋人:(いる時もあれば、いない時もある。)
  • 出没場所:港区/渋谷区/横浜市
ABOUT ME

The Meaning of My Life is...

【Eスケッチブック】
翌朝、僕が上司に「辞めたい。」と話をすると、その日の夕方には、僕のところに人事部の人間がやって来て、初めは引き止めるような素振りを見せたものの、僕の意思が変わらないことが分かると、「じゃ、いつまで働ける?」と投げやりに言った後で、「引き継ぎが済めば、いつ辞めてもいいよ。」と付け足した。

僕は、その1週間後には仕事を辞めていた。ニールも、最初は驚いた様子だったが、その後すぐに、「じゃ、しばらくは暇でしょ?何して遊ぶ?」とはしゃいだ。

実際のところ、仕事を辞めた僕は本当に暇だったし、すぐには就職活動をする気力も無かったので、次の仕事を始めることになるまでの3ヶ月間、ニールと僕は1週間の内に何度も会うようになっていた。

さすがに、渋谷から原宿へと向かう「お決まりコース」には飽きてしまい、銀座や新宿、吉祥寺や下北沢を探索したり、彼女や僕の友人たちと一緒に食事をしたり、知り合いが出演する芝居を観に行ったりもした。

天気が良い日には、コンビニでペットボトルのジュースと雑誌を数冊買い込んで、新宿御苑の芝生に寝転がり、雑誌を見ながら、「ああでもない、こうでもない」と、くだらない話をして、しゃべり疲れた僕たちは、そのまま青空の下で昼寝をした。

古着屋の前で「詰め放題 1,000円」という看板を見つければ、2人で真剣になって、小さなビニール袋に古着をぎゅうぎゅうと詰め込んだり、雨の日には、ゆったりとした白いソファーが置いてあるカフェに入り、彼女が履いていた白いレザーのサンダルに、バラバラになってしまった古いターコイズのネクッレスを縫い付けて「リメイク」したりもした。人がほとんど乗っていない電車の中では、2人で大声で歌を歌ったし、レストランで隣の席に座っていた初対面の人たちと、いつの間にか意気投合して盛り上がったりすることもあった。

ニールと2人で過ごす時間の中でも、僕が特に好きだったのは「お絵描き」の時間だった。彼女は絵を描くのがとても好きで、いつも鞄の中には小さなスケッチブックと、何本かのカラフルなペンが入っていた。ニールと僕は、カフェのテーブルで向かい合わせに座り、1枚の紙の上に交互に絵を描いていく。例えば、僕が太陽を描けば、その横に彼女が雲を描き、僕がその雲の下に鳥を描くと、今度は彼女が遠くに見える山の景色を描いた。こうして、紙の上に白い隙間がなくなるまで、交互に絵を描いていくと、何とも不思議な絵が出来上がり、僕たちは、その絵の右下にそれぞれサインを書くと、そのままカフェのテーブルの上に置いて店を出る、そんなことを何度か繰り返した。

僕にとって、ニールと過ごす時間は、とても刺激的で好奇心に満ち溢れ、それでいて、とてもゆったりとした、穏やかで平和な時間だった。彼女と一緒にいると、どこにいても、何をしていても、いつも笑顔になれたし、平凡な毎日でも少しずつ前に進んでいける、そんな気がした。

しかし、僕が5月の連休明けから新しい職場で働き始めると、それから2ヶ月間ほど、ニールとは1度も会うことができなくなってしまった。これまでとは全く違う種類の仕事に就いた僕は、とにかく全てのことに対して余裕がなくなっていたのだ。

7月の初め、梅雨はまだ明けておらず、その日は朝から静かな雨が降り続いていた。体力的にも精神的にも疲れ果てていた僕は、貴重な休日を、1日部屋の中で過ごそうと決めていたのだが、いつものように、ニールから突然の電話が入ると、僕は少しだけ躊躇いながらも、2ヵ月ぶりに彼女と会うことにした。

いつも通り、渋谷で待ち合わせをしたニールと僕は、降り続く雨の中「いつものコース」、明治通りを原宿に向かって歩き始めた。久しぶりに会ったせいなのか、傘でお互いの顔が見えないせいなのか、2人は何となくぎこちない雰囲気の中、しばらく黙ったままで歩いていた。

ちょうど、渋谷と原宿の中間あたりで、ニールの携帯電話が鳴る。彼女は、5分ほど話をした後で電話を切り、僕に言った。

「ちょっと今から付き合って欲しいところがあるんだけれど ... 。」

そしてニールは、今まで僕が行ったことのない、横浜のはずれにある小さな駅の名前を、僕に告げた。

【ニールと僕とピアノと棺。Eスケッチブック (2009年7月2日投稿)】より

MY FAVORITE

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好きなだけ、想像してみればいい。

    想像することに、コストもリスクも無いのだから。

好きなだけ、試してみればいい。

    試してみることで、初めて何かが得られるのだから。

好きなだけ、やり直してみればいい。

    やり直す度に、君は確実に前に進んでいるのだから。

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