• ZOZOPEOPLE
  • 立澤 慎之助さんのホーム画面

BACK

立澤 慎之助の「コト」

Mita Sneakers HP『Cross Talk / 後編』(2008.12.02)

11 5/10 13:41


『Cross Talk / 後編』
new balance デザイナー 立澤慎之助 × mita sneakers クリエイティブ ディレクター 国井栄之
(2008.12.02 Mita Sneakers HPでのインタビュー記事を再録)

『Cross Talk / 前編』
http://people.zozo.jp/shinnosuketatsuzawa/diary/2413782
『Cross Talk / 後編』
http://people.zozo.jp/shinnosuketatsuzawa/diary/2416121






国: では立澤くんの好きなモデル、思い入れの深いモデルは何でしょうか?

立: 思い入れの深いモデルでいうと「576」。これに尽きますね。2005年以降に発売した「576」(USメイドやUKメイドは除いて)に多く関わらせてもらったことが自分の中でかけがえのない経験です。
あとは「MT580」ですね。このモデルは素晴らしく良い「外観」、ラインの取り方だったり。中テクの本当に良い落としどころのモデルというか。素晴らしく完成されているんじゃないかなと思います。
他、ラインで好きなモデルは「M1700」です。他社に無い曲線を描いているというか、何て言うんでしょうね。本当に魅力的なんですよね。ぱっと見、「変なデザイン」って言う人がいるんじゃないかなとも思うんですけど、見れば見る程、美しい曲線を描いているんですよ。

国: 「M1700」好きな人多いですよね。「M1700」って「M1600」から少し期間が空いたじゃないですか。「プレステージ」、「M1300」が出て「M1500」→「M1400」→「M1600」と少し順番が逆転しますが(笑。
一回「M1600」で止まっていて、「M1700」がリリースされた時って本当に新しい「プレステージ」が登場した感じがすごくあったと思うんですよ。「リアリティー」があるというか、「M1300」、「M1400」が好きな人は多いと思いますが、「M1500」は「UKメイド」の「M1500」から好きになった人も実際は多いと思うし、「M1600」は意外と時代に埋もれていたから、そこにデザイン的にも機能的にも「プレステージ」モデルらしさを継承しつつ、新たな試みが大きく見られた「M1700」が世代的にも「リアリティー」のある「プレステージ」モデルだったんじゃないかなと思います。クラシカルなデザインも持っているし、だけど当時としては最先端のテクノロジーを搭載したモデルだったのでそのバランス感が最高だったのではないかなと。

立: 「M1700」って本当に面白くて、「M1500」とか「2000番台」は割と直線的なデザインを取り入れていて、それはそれで非常に面白いのですが、「M1600」、「M1700」はやっぱり曲線のデザインで作られていて、特に「M1700」の曲線は女性が好むんですよ。「new balance」の女性社員でも「M1700」を履く人が非常に多いように思います。


[new balance M1700]




国: 今まで「new balance」についてお聞きしていましたが、次はデザイナーである立澤くん個人についてお聞きします。
「ライフスタイル」で一番「こだわり」を持っている部分は何ですか?

立: そうですねぇ…
「こだわり」というか、幼い頃から好きだったモノを大切にしようとするところですかね。単純に「ゲーム」や「漫画」「アニメ」とか。やはり「ガンダム世代」なので(笑
例えば好きになる音楽にしてもどこか「ゲーム」「漫画」「アニメ」の要素が入っていたりすると感じるものはあります。「エレクトロ・ミュージック」が好きというところもどこかその要素が入っているのかなと。
あと基本的に家電にしても車にしてもバウハウス的なシンプルデザインなモノが好きなのですが、その中でどこか「未来、ロボット」感があるものに魅力を感じていると思いますね。それはやっぱり「ガンダム」に通じている部分があると思います。
幼い頃に好きだったものは基本的に大人になっても変わらないと思うんですよ。例え変わったとしても、どこかしらそのエッセンスは入っているだろうし。その頃の気持ちは忘れないで、むしろこだわった方が良いかなと。

国: そうですよね。多感な時期に影響されたモノって自分の好みだったり「アイデンティティー」を形成する上で核となる部分なんじゃないかなと思いますね。






立: あとはマイペースを崩さないというところです。でないと現在の情報化社会に疲れちゃう。。。(笑
仕事にしろ遊びにしろ、いかに自分のペースを崩さないか。結構大変なことだと思うんですよ。意識しないと絶対に出来ないし、むしろ無理しないと出来ない。でもそこを保っておかないと自分ではなくなってしまうので。。。(笑

国: 情報化社会という話が出ましたが、現在色々な物事が細分化されて、それに対応してバリエーションが増えていく中でモノが世の中に溢れている状況になっている思うんですよね。消費者の立場からすると何を選んで良いか分からなくなっている部分ってあると思うんですよ。元々は、細分化されているからそれに合わせてバリエーションを増やした結果、逆に消費者を惑わす結果になっていると思うのですが、立澤くんがモノを選ぶ時にジャッジの基準として何を一番重要視していますか?

立: 一番重要視しているところは、やはり「シンプル」という言葉が初めにきます。それは単純な見た目デザインのシンプルさじゃない、一見しただけでそのモノの魅力が伝わる「わかりやすさ」というものです。その中で機能的、デザイン的に「プラスα」があれば嬉しいかなと。でもその「プラスα」が多過ぎてもダメ。いかにわかりやすい「プラスα」があるかどうかがキーワードになってきますね。

国: 機能だったりデザインだったりの立澤くんの「プラスα」という部分が消費者一人一人の「アイデンティティー」になるわけですね。
そうすれば迷うこと無く本来欲しいモノが見つかると。

立: その「プラスα」を、青山に移転した「new balance東京」ショップか上野「mita sneakers」で探してもらいたいなと思います。。。(笑

国: (爆笑

立:あと「第一印象」は大事にしています。自分がいいなと思ったらそれを信じて選択するようにしています。それが個性に繋がると思うし。
作り手としては「第一印象」に引っかかるかどうかが勝負だと思いますが、全員に100点のモデルなんてできないし、自分の中での100点のモデルなんて自己満足のコスプレになっちゃうから、作り手が80点、90点のモデルを消費者に100点、120点の履き方をしてもられば良いのかなと思うんですよね。それがファッションという事なんじゃないのかなと。

国: それがデザイナー冥利に尽きるということですね。

立: 個人的に、人の笑顔を見るのが好きなんですよ。だから人に喜んでもらえるモノをデザインしていきたいとは常に思っていますね。
まぁでも、自分がデザインするモノの1番のユーザーは自分だと思っているので、そこのバランスは難しいですけど。(笑
人生常に、新しいバランスの探求です。。。上手くないですかね…(笑



(2008年11月収録/編集・構成:Shigeyuki Kunii, Yosuke Okayama)




  • KEYWORD: Media
  • コメント(0)
COMMENT
現在、コメント機能は設定されていません


COPYRIGHT (C) STARTTODAY CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.サイト内の文章、画像などの著作物は株式会社スタートトゥデイに属します。文章・写真などの複製、無断転載を禁止します。